SDGsの目標達成のために食品ロス削減が重要?その理由や5つの解決方法

SDGsでは17のゴールが掲げられていますが、そのなかでも注目されているのは食品ロス問題です。

食品ロスは日本でも大きな問題となっており、各企業だけではなく個人も意識しなければならなくなってきました。

そこで今回はSDGsと食品ロスについてお話ししますので、参考にしてみてください。

食品ロスとは?

食品ロスとは、まだ食べられる食品を捨てることを指します。

日本に住んでいれば、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでも、好きなものが買えます。

そして買った食品を完食できればいいですが、場合によっては冷蔵庫で放置されたり、味が気に入らなかったりで気軽に捨てているのではないでしょうか。

この食品ロスが世界中で大きな問題になっています。

食品ロスの規模はかなり大きい

日本では、年間523万トンにのぼる食品が廃棄されています。

分かりやすく1人で換算すると、年間42kgを廃棄していることになります。

みなさんが毎日お茶碗1杯分を捨てている、といえば分かりやすいでしょうか。

事業系においては、年間279万トンも廃棄しています。

例えば食品を作りすぎて売れなかったり、販売したのに売れなかったりなどで廃棄している現状があります。

目次

食品ロスは何が問題なの?

食べられないもの売れなかったものを捨てるのは仕方がない、と考えているかもしれません。

ですが、世界的に見ても食品ロスは大きな問題ですし、一刻も早く改善しなければなりません。

途上国では食べ物がない

私たちは満足に食べられますが、途上国では満足に食事ができません。

実は途上国で、8億人以上が栄養不足になっており、日本のような先進国と比べると格差が非常に大きくなっています。

私たちが無駄に買っている食品を、そのまま途上国の人たちに送ることができれば、飢餓が解消できる可能性があります。

世界規模で見れば人口増加により食料不足になる

日本では少子化傾向にありますが、世界規模で見ると2050年には今よりも20億人は増加すると考えられています。

つまり、それだけの分の食材を確保しないと、さらに飢えで苦しむ人が増えるということです。

食品を増やそうにもすぐにできるわけではありませんので、できるだけ今からでも意識するべき問題です。

ごみ廃棄後の問題がある

食べられないものは廃棄後に焼却処分され、灰は埋め立てられます。

実は焼却するためには多くの二酸化炭素を排出し、さらに埋め立て場所も必要になってきます。

二酸化炭素が増えれば地球温暖化につながりますし、埋立地がなくなればごみを処分できなくなるというリスクがあります。

SDGsで食材ロス問題を解消するためには?

2015年の国連サミットにおいて、持続可能な開発のための2030年アジェンダが採択されました。

そのなかには、食料不足や廃棄問題を解決するための内容も含まれています。

では、どのようなことをすればSDGsや食料ロス削減に貢献できるのでしょうか。

外食の食べ残しは持ち帰る

もし外食した場合、食べきれずに残してしまうことはあるはずです。

ですが、食べ残しは確実に廃棄されるため、できるだけ持ち帰るようにするべきです。

ただし、お店の規定で持ち帰りができない場合もあるためご注意ください。

適切な分だけを買う

スーパーマーケットやコンビニへ行くと、ついついたくさん買ってしまうものです。

しかし、買いすぎてしまい食べきれなかった、なんてこともあるでしょう。

できるだけ適切な量だけ買うようにするべきです。

料理で作りすぎない

料理を作る側とすれば、たくさん食べてほしいと思い、多めに作ってしまいませんか。

それらをすべて食べられるのであればいいですが、毎回残っているなら作りすぎの可能性があります。

もし食べ残しが毎回あるのでしたら、作る分を少し減らすように意識してみてください。

賞味期限や消費期限を気にする

買い物をする場合、食材には賞味期限が消費期限が記されています。

この場合、消費者としては賞味期限や消費期限が長いものを選びがちですが、できるだけ陳列されている先頭を選ぶべきです。

なぜなら、期限の長い奥から取ってばかりですと先頭の食品の期限が切れて、お店側で廃棄しないといけないからです。

できるだけ期限のはやいものを優先的に取ってあげるようにしましょう。

だされたものは完食する

食べる側は、だされたものは完食する努力をしてください。

ただし、多めに作られる可能性があるのでしたら事前に量を伝えておくとベストです。

だされたものを完食すれば廃棄することはないため、SDGsにしっかり貢献できます。

まとめ

世界中で食品ロス問題がありますが、日本も無関係ではありません。

むしろ、日本でも食品の無駄をなくすことが大きな課題ですし、企業や個人が意識をして行動するべき問題だと言えます。

少しでも誰かを救いたい、社会貢献したいをお考えでしたらSDGsや食品ロスを意識してみてはいかがでしょうか。

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