これからコンポストを利用したいけれど、デメリットはないのかと心配ではありませんか。
何でもそうですが、メリットだけではなくデメリットもしっかり知っておくことで、利用した際の後悔が少なくなります。
そこで今回は、コンポストのデメリットについてお話ししますので、参考にしてみてください。
■コンポストのデメリットは?
コンポストを利用する場合、いくつかのデメリットがあります。
ですがデメリットを把握して対処しておけば、ストレスのない使いかたができるでしょう。
虫や悪臭が発生する
コンポストは容器や入れるものによっては悪臭を放ち、害虫や害獣が寄ってくる可能性があります。
とくに生肉や生魚関連は常温で放置すると、すさまじいにおいを発します。
それが外のコンポストになると、そのにおいとたどって害虫や害獣が寄ってきて荒らされます。
定期的に土を混ぜないといけない
発酵促進剤を使わず、コンポストの中身をしっかり循環させようと思えば、定期的に土を混ぜないといけません。
土のなかには微生物が存在していますが、しっかりかき混ぜてあげることにより、発酵と分解を行ってくれます。
ただ土の上に生ごみを置いたとしても、なかなか分解されないため、しっかり細かく刻むことと土を混ぜることが重要です。
コンポストに入れられるものは決まっている
コンポストに何でも入れられたらいいですが、そうではありません。
コンポストに入れていいものと、入れてはいけないものは決まっています。
とくに微生物が消化できないものを入れるのはNGです。
例えば、貝殻や髪の毛、大きな骨、タケノコの皮等が該当します。
また生肉や生魚もコンポストに入れてもいいですが、量が多いと分解しきれずに悪臭が発生するため、量の調節をしましょう。
堆肥が完成するまでに時間がかかる
堆肥は、完成するまでに時間がかかるというデメリットがあります。
枯れ葉や生ごみを土に混ぜると、すぐに分解されるわけではないからです。
土に生息している微生物が、ゆっくり時間をかけて分解と発酵をするため、堆肥化させるためには時間が必要です。
コンポストの設置場所が必要
どのようなコンポストでも、設置する場所が必要です。
しかもにおいや害虫のことを考えれば、室内ではなく外に設置するのが一般的です。
大きな場所は必要としませんが、庭やベランダの一部がコンポストの場所になるでしょう。
また、生ごみ処理機であれば室内に設置できますが、場合によっては音が気になる可能性があります。
容器によってはお金がかかる
ダンボールなどの簡易的なものはお金はかかりませんが、生ごみ処理機のような本格的なコンポストは大きな費用がかかります。
しかも稼働させるための電気代がかかるため、購入費用だけではなくランニングコストも発生します。
ただし、生ごみ処理機のような高価なコンポストは、しっかり作られているため手間がかかりませんしにおいも最小限に抑えてくれます。
長い目で見れば、害虫が発生しやすい簡易的なコンポストよりも、生ごみ処理機のような高性能なコンポストがいいのではないでしょうか。
コンポストはメリットがたくさんある
コンポストはデメリットだけではなく、メリットもあります。
例えば、生ごみを処理してくれますので、ごみ出しやごみ袋購入の回数が減ります。
とくに夏場は、すぐに生ごみがくさくなりますが、コンポストに入れておけば微生物が対応してくれます。
ごみ出しの機会が減れば、ごみを焼却する数が減るため環境維持にも貢献できます。
また、コンポストで作られた土は栄養がしっかりあるため、ガーデニングにも使えるというメリットがあります。
しかもコンポストは容器や土があれば簡単にできるため、気軽に導入できます。
コンポストのデメリットの解消法は?
コンポストにはいくつかのデメリットがありますが、そのなかでも害虫が発生すると近づくのも嫌になってしまうのではないでしょうか。
でしたら、可能な限り害虫が発生しないような対策をするべきです。
害虫を発生させないためには、
・コンポストの風通しをよくする
・コンポストにカバーを取り付ける
・土を日光にあてる
などが該当します。
できるだけコンポストを風通しのいいところへ移動し、カバーをとりつけることで害虫を減らせます。
すでに害虫が発生してしまった場合は、土を移動させて数日間だけ日光にあててみてください。
また、コンポストに入れてはいけないものをしっかり把握しておけば、効率よく生ごみを処理できますし害虫の発生も防げます。
まとめ
コンポストはいくつかのデメリットはありますが、それ以上にメリットが強いため多くの人が利用しています。
とくに害虫関係をしっかり対策しておけば、不快になることはありません。
みなさんも、生ごみを処理したい、ごみ出しの回数を減らしたいとお考えであれば、コンポストを設置してみてはいかがでしょうか。